プログラミングスクールで学ぶべきこと

AIやロボットが社会のいろいろな仕事を担い始め、ITが社会で台頭するようになって久しくなりました。2017年の文部科学省の発表によると2020年度から小学校でのプログラミング学習が必修化されることとなり、子を持つ親をはじめ職業を考える人たちにとってプログラミングはホットな話題になってまいりました。今や小学生の10人に一人は新しい習い事としてスクールに通っていると言われています。小学生を対象としたスクールではどんなことをするかというと、一人ずつ与えられPCを使って、オリジナルのキャラクター作成を行います。

そしてこれを自由自在に動かしたり、これが登場する簡単なゲームを作成するなどです。キャラクターを動かす際は、コマンドを使用して行うのですが、このコマンドは適切に出さないと思ったようには動かせません。そのためのコマンドの出し方が学習の中心となるわけですが、従来の専門的な言語を使用したりはしません。そういったものを知らないこどもでもプログラミングが組めるよう工夫されたアプリケーションを使用して学習は進められます。

要はスクールではプログラミング言語を習得することではなく、プログラミング的思考を育てることを主としているのです。人間がコンピュータを意に沿うかたちで運用するには、順序立てた適切なコマンドを出すことが必要で、コマンドは論理的思考に基づいて設計されていることが求められます。それこそがスクールで養うべき力と言えます。

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